離れて暮らすご家族が自宅などで亡くなり、孤独死として発見されると、まず警察が関わることになります。「これから何が起きるのか」「費用はどれくらいかかるのか」と、突然の連絡に戸惑われるご遺族は少なくありません。この記事では、警察案件を専門に神奈川全域で対応する村岡葬研葬儀社が、孤独死で警察が関わったときの対応の流れと、ご遺族が負担することの多い費用の目安を、順を追って解説します。地域や状況によって扱いが変わる部分もありますので、一般的な考え方としてご参照ください。
孤独死が見つかると、なぜ警察が関わるのか
病院以外の場所で亡くなり、その死を医師が確認していない場合、その死亡は「検視」の対象になります。孤独死の多くは自宅で発見されるため、事件性の有無を確認する必要があり、警察への通報が必要になります。これは、ご家族が疑われているということではなく、亡くなった状況を確認するための法律上の手続きです。警察が関わる全体像については、警察介入とは|病院以外で亡くなったとき警察が来るケースもあわせてご覧ください。
孤独死の発見から遺体引き渡しまでの流れ
大まかな流れは、次のように進みます。
まず、発見者(ご家族、管理会社、警察など)が通報し、警察官が現場に到着して状況を確認します。次に、警察による検視が行われ、あわせて医師が検案を行って死因や身元を確認します。事件性がないと判断されれば、医師によって死体検案書が発行され、ご遺体がご遺族に引き渡されます。
死因がはっきりしない場合には、解剖が行われることもあります。神奈川県では現在、監察医制度が運用されていないため、監察医による行政解剖は行われていないとされ、状況に応じて調査法解剖や承諾解剖などが用いられることがあります。どの手続きになるかは状況によって異なりますので、警察や担当の医師にご確認ください。発見から引き渡しまでの日数は、状況により数日から一週間以上かかることもあります。検死・検案にかかる時間の目安は検死・検案・解剖にかかる時間はどれくらい?で詳しく解説しています。
ご遺族がすべき初動
警察から連絡を受けたら、まずは落ち着いて、警察の指示に従ってご遺体の確認や身元確認に対応します。ご遺体は検視・検案が終わるまでお引き取りできないため、この間に葬儀社へ連絡し、引き渡し後の搬送や安置の段取りを整えておくと安心です。
警察案件に慣れた葬儀社であれば、警察や医師とのやり取りの見通しを立てながら、引き渡しのタイミングに合わせて動くことができます。慌てて葬儀社を決める前に、警察対応の経験がある葬儀社かどうかを確認しておくとよいでしょう。
孤独死で警察が関わったときにかかる費用の目安
費用は「誰が負担するのか」で分けて考えると整理しやすくなります。
まず、警察による検視は法律に基づく手続きのため、ご遺族に費用は発生しません。一方で、医師が死体検案書を発行する際の検案料は、ご遺族の負担となるのが一般的です。この死体検案書の発行や、ご遺体の搬送、納体袋などをあわせると、一般的な目安として数万円程度(おおよそ4〜9万円ほど)かかるといわれます。金額は地域や医師、状況によって差があり、自治体が一部を負担するケースもあります。
解剖が行われる場合は、その分の費用が加わることがあります。ここで注意したいのが、「解剖の費用は公費で遺族負担はない」と一律には言えない点です。事件性が疑われる司法解剖は公費でまかなわれますが、ご遺族の承諾を得て行う承諾解剖では、ご遺族が費用を負担することになります。神奈川県では監察医制度がないため、解剖の種類や費用の扱いは状況によって変わります。詳しくは警察や自治体にご確認ください。解剖の種類ごとの費用の考え方は行政解剖・承諾解剖・病理解剖の費用は誰が払う?で解説しています。
このほか、ご遺体の状態によっては、お部屋の特殊清掃や遺品整理の費用が別途かかることがあります。これらは孤独死・自死のあとの特殊清掃と遺品整理でまとめています。また、葬祭費・埋葬料といった給付金を受け取れる場合もあり、警察対応・孤独死でも受け取れる葬祭費・埋葬料で申請方法をご案内しています。
費用や手続きに不安があるときは村岡葬研へ
孤独死は、警察対応・検案・引き渡し・葬儀・その後の手続きと、慣れない対応が続きます。とくに遠方にお住まいのご遺族にとっては、何から手をつければよいか分からず、不安が大きいものです。
村岡葬研葬儀社は、警察案件を専門に、神奈川全域で24時間365日対応しています。これまで通算400件以上のご葬儀に携わってきた経験をもとに、警察対応の段階から、費用の目安を含めてご説明し、ご遺族が落ち着いてお別れの準備を進められるようお手伝いします。「まず何をすればいいのか」という段階からでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。