ご家族が病院以外で突然亡くなり、警察から「変死」という言葉を聞いて、不安になられる方は少なくありません。耳慣れない言葉のうえ、事件を疑われているのではないかと心配される方もいらっしゃいます。
この記事では、変死とは何か、検視・検案・解剖の違いや警察が関わるケースを、村岡葬研葬儀社がご遺族の立場に立ってわかりやすく解説します。
結論
変死とは、一般に、病死と確認できず、犯罪によるものかどうかをその場で判断できないため、検視によって取り扱われる死亡のことです。「変死」は事件と決まったという意味ではなく、犯罪によるものかどうかを確かめる手続きが行われるという意味です。変死として扱われても、事件性のないご逝去であることも多くあります。
警察から連絡を受けたご家族へ
「変死」と言われ、これから何をすればよいのかわからない段階でも、そのままお電話ください。検視・検案の見通しや、ご遺体をお引き取りするまでの流れを、落ち着いてご説明します。ご相談だけでも構いません。
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まず知っておいていただきたいのは、「変死」は”事件と決まった”という意味ではないということです。病院以外で亡くなられた場合、多くは警察が関わって死因や状況を確認します。犯罪によるものかどうかを確かめる必要があるときは検視が、それ以外のときは警察による調査が行われます。どうか、ご自身やご家族が疑われていると思い詰めないでください。
変死とは何か|まず言葉の意味を整理します
変死とは、一般に、病死と確認できず、犯罪によるものかどうかをその場で判断できないため、検視によって取り扱われる死亡のことを指します。事故や原因のはっきりしない急な死などのうち、犯罪によるものかどうか確認が必要な場合が当てはまります。
「変死」と聞くと事件を連想しがちですが、犯罪と決まったわけではありません。死因や状況を確認するための手続きが必要、という意味だとご理解ください。
変死と「異状死」の違い
変死と似た言葉に「異状死」があります。異状死とは、病院での通常の死亡以外の、いわゆる普通でない亡くなり方の総称です。自宅での急死や事故死などが含まれます。
変死も異状死も、警察への届け出や確認のきっかけになる点では共通しています。いずれの場合も、まずは状況を確認する手続きが行われると考えておくとよいでしょう。
検視とは|警察が行う手続き
検視とは、検察官や司法警察員(警察官のうち定められた職員)が、ご遺体や現場の状況を調べ、身元の確認と犯罪性の有無を確かめる手続きです。刑事訴訟法第229条に基づいて行われます。
検視はご遺族にとって緊張する場面ですが、亡くなった経緯を確認するために必要な手続きであり、ご家族が疑われていることを意味するものではありません。
検案とは|医師が行うこと
検案とは、医師がご遺体を医学的に調べ、死亡の確認や死亡時刻・状況の判断を行うことです。病院以外で亡くなった場合は、この検案を経て死体検案書(病院での死亡診断書にあたる書類)が発行されます。
検視が警察による手続きであるのに対し、検案は医師による医学的な確認である点が違いです。両者は連携して進められます。
検視・検案で死因がわからないときの解剖
検視や検案だけでは死因や状況が判断できない場合に、解剖が行われることがあります。犯罪性が疑われる場合の司法解剖は、必要な許可を得たうえで、法医学を専門とする医師が大学の法医学教室などで実施します。
解剖が必要かどうかは警察や医師の判断によります。解剖を経たご遺体は丁寧に処置されてお戻しされますので、その点はご安心ください。
警察が関わる主なケース
病院以外で亡くなった場合の多くで、警察への連絡と確認が必要になります。具体的には、自宅での急死、ひとり暮らしの方が亡くなって時間が経って発見された場合、事故、自死などが挙げられます。
こうしたケースでは、死因や状況がはっきりするまで、警察による確認が先に行われます。ご家族はその結果を待つことになります。状況別の対応は、孤独死の葬儀・警察対応、急死・突然死の葬儀、事故死の葬儀のページにまとめています。
変死の場合、費用は誰が負担するのか
ご遺族が気にされることの多い費用についても触れておきます。検案にかかる検案料は、数千円から数万円程度で、地域や状況によって幅があります。死体検案書の発行にも手数料がかかります。
一方、犯罪性が疑われる場合に警察の判断で行われる司法解剖は、国の費用で実施されるため、解剖そのものについてご遺族の負担はありません。ご遺体の搬送や葬儀にかかる費用は、これとは別に必要になります。
変死とされたあと、ご遺族がすること
検視や検案、必要な場合は解剖が終わると、死体検案書が発行され、ご遺体をお引き取りいただけます。その後は、死亡届の提出や火葬の手続き、葬儀の準備へと進みます。
死亡届は、亡くなったことを知った日から原則7日以内に提出する決まりがあります。検視や解剖で時間がかかる場合の取り扱いも含めて、わからないことは早めに確認しておくと安心です。
警察とのやり取りに不慣れなまま、こうした流れを一度に進めるのは大きな負担です。警察対応の経験がある葬儀社が間に入ることで、見通しを持って次の一歩を踏み出しやすくなります。実際の費用や流れは変死の葬儀、警察署からのお迎えについては検死後の葬儀・ご遺体の引き取りで詳しくご案内しています。
よくあるご質問
変死だと、事件として扱われるのですか?
いいえ。変死は、犯罪によるものかどうかを確かめるために検視が行われる扱いで、事件と決まったという意味ではありません。検視の結果、事件性のないご逝去と確認されることも多くあります。
変死とされた場合、葬儀はいつできますか?
検視・検案で死因が判明すれば当日〜翌日にご遺体をお引き取りでき、その後に葬儀の日程を決められます。解剖になった場合は数日〜1週間程度かかることもあります。ご遺体が戻るまで葬儀の日程は確定できません。
変死の検視や検案の費用は、誰が払うのですか?
検視は警察が行うため費用はかかりませんが、検案は医師が行うため検案料が発生します。神奈川県内では、検案料・死体検案書の発行料は原則としてご遺族のご負担です。司法解剖の費用は公費で、ご遺族の負担はありません。
変死でも、普通にお葬式はできますか?
できます。検視・検案が終わり、ご遺体をお引き取りできれば、直葬・火葬式から家族葬・一般葬まで、ご希望に合わせて通常どおり執り行えます。当社が警察対応からお迎え、葬儀まで一括してお手伝いします。
変死に直面されたご遺族へ
村岡葬研葬儀社は、警察案件を専門に、全国で24時間365日ご相談を承っています。突然のことで何から手をつければよいかわからないときも、検視や検案の見通しから、ご遺体のお迎え、その後の葬儀の段取りまで、落ち着いて進められるようお手伝いします。
「警察から連絡が来たがどうすればいいのか」という段階からで構いません。どうぞお気軽にお声がけください。