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自死・自殺で警察介入があったご遺族へ|検視から葬儀・心のケアまで

公開日: 2026年5月28日

ご家族が自死で亡くなられた——ご遺族の受けるショック・悲しみ・自責の念は、何にも代えがたい重さです。「自分にできることはなかったか」「もっと話を聞いてあげればよかった」と、誰しも自分を責めてしまう瞬間があるでしょう。

本記事は、自死で警察介入があったご遺族のために、検視から葬儀・心のケアまでの流れと、知っておいていただきたい情報を、警察対応専門の葬儀社の立場からお伝えします。少しでもご遺族の心の重荷を軽くできれば幸いです。

まず、ご遺族のお気持ちに寄り添いたい

自死は、ご遺族にとって最も対応の難しい死別の一つです。

  • 悲しみ
  • 怒り(亡くなった方への・周囲への・自分への)
  • 罪悪感・自責
  • 周囲への羞恥心
  • どう周りに伝えればいいか分からない
  • これからどう生きていけばいいか分からない

これらすべての感情は、自然な反応です。「こんな感情を抱いてはいけない」と自分を責める必要はありません。

そして、ご家族の自死は、決してご遺族のせいではありません。複雑な要因の積み重なりの結果であり、誰か一人の責任ではないことを、まず心に置いていただければと思います。

自死における警察介入の流れ

自死の場合、事件性の有無を確認するため、警察介入は必須です。

Step 1: 警察への通報

ご家族・発見者からの110番通報、または救急隊からの連絡で警察が現場へ急行します。

Step 2: 現場検証・事情聴取

警察官・刑事が現場の状況を記録します。同時に、ご家族・関係者から以下の聞き取りが行われます。

  • 亡くなった方の生前の様子
  • 最近の出来事・トラブル
  • 遺書の有無
  • 治療・通院歴
  • 服薬状況
  • SNS等での発信

これらは事件性(他殺の可能性等)の判断に必要な情報です。ご遺族には精神的に厳しい時間ですが、できる範囲で協力ください。一度に答えきれない場合は、後日対応も可能です。

Step 3: 検視・検案

警察医・監察医による検視・検案が行われます。死因と死亡時刻の確定が行われ、死体検案書が発行されます。

Step 4: 解剖(場合により)

死因が外見から特定できない場合・薬物等の検査が必要な場合は、解剖が行われることがあります。司法解剖(裁判所許可状による・遺族同意不要・公費負担)または承諾解剖となります。

Step 5: ご遺体の引取り

検案書発行後、葬儀社がご遺体を引き取ります。事件性なしと判断された場合、半日〜1日で引き取り可能です。

ご遺体の状態と修復について

自死の方法によっては、ご遺体の状態が穏やかでないケースもあります。「最後に顔を見たいけれど、見られる状態だろうか」というご遺族のご心配は当然のものです。

専門の修復技術

  • エンバーマー(遺体衛生保全士)による全身処置
  • 湯灌士による洗浄・身支度
  • 顔の修復・化粧
  • 身体の処置

これらの専門技術により、多くの場合、お元気だった頃のお顔に近い状態でお別れができる ようになります。

修復技術の選び方

  • 専門技術を持つ修復師(エンバーマー)が在籍する葬儀社を選ぶ
  • 状態に応じて修復可能か事前に相談
  • 修復が難しい場合の対応(お顔以外の手元等での最後のお別れ)

ご遺族が「お顔を見て、最後の言葉をかける」ことは、グリーフケアの観点からも重要です。修復可能な葬儀社であれば、その時間を作ることができます。

葬儀の進め方

自死による葬儀は、形式自体は通常と変わりません。

葬儀形式の選択肢

  • 直葬(通夜・告別式なし)
  • 火葬式(火葬当日にお別れの時間)
  • 家族葬(近親者のみ・通夜と告別式あり)
  • 一般葬(広く参列を受け入れる)

ご家族のお気持ち・参列者のご事情・故人様の希望(遺書等で示されている場合)を踏まえて選択します。

よくあるご質問

Q: 自死だと知られたくない。どう伝えればいい?

A. 葬儀の場では「急逝されました」「ご病気で」等、ぼかして伝えるのが一般的です。誰にどこまで真実を伝えるかは、ご遺族の判断で構いません。経験豊富な葬儀社であれば、案内文の表現や弔問者対応のアドバイスができます。

Q: 宗教者(お坊さん・神父等)は引き受けてくれる?

A. 通常通り執り行えるケースが大半です。菩提寺がある場合は事前にご相談を。なければ、葬儀社経由で適切な宗教者を紹介できます。

Q: 子どもへの伝え方は?

A. 年齢に応じて段階的に。すぐにすべてを話す必要はなく、徐々に真実を共有していくのが一般的です。専門家(児童心理士・グリーフカウンセラー)への相談も検討してください。

Q: 賃貸住宅で発生した場合の対応は?

A. 大家さんへの連絡、特殊清掃の手配、退去手続きが発生します。これらも葬儀社や提携業者で対応可能です。

周囲への伝え方

自死は、周囲への伝え方が特に難しい死別です。

親族への伝え方

  • 第一報は事実関係のみ(誰がいつ亡くなった)
  • 詳細は対面または信頼できる方のみに段階的に
  • グループLINE等で一斉送信は避ける

職場への伝え方

  • 直属の上司・人事担当へまず連絡
  • 「ご家族の急逝で」と最初は伝え、必要に応じて詳細を共有
  • 忌引きの取得期間相談
  • 自分の働き方の調整相談

友人・知人への伝え方

  • 全員に伝える義務はありません
  • 親しい方には事実を、それ以外はぼかして伝えるのも選択肢
  • SNSでの公開は慎重に

ご遺族の心のケア(グリーフケア)

自死で大切な方を亡くされた方は、特別なグリーフケアが必要です。

よくある反応

  • 強い悲しみ・抑うつ
  • 怒り(亡くなった方への・周囲への・自分への)
  • 罪悪感・自責
  • 不眠・食欲不振
  • 集中力の低下
  • 一時的な解離(現実感のなさ)

これらは異常ではなく、自然な反応です。

専門の相談窓口

自治体の窓口

  • 神奈川県精神保健福祉センター
  • 各市町村の精神保健福祉相談窓口
  • 横浜市こころの健康相談センター

民間の支援団体

  • 「あしなが育英会」(自死遺児支援)
  • 「ライフリンク」(自死遺族支援)
  • 「グリーフケア協会」
  • 「全国自死遺族連絡会」

医療機関

  • 精神科・心療内科
  • 自死遺族の対応経験のあるクリニック

「何ヶ月経っても辛い」「日常生活に支障が出ている」と感じたら、迷わず専門家に相談してください。

グリーフ反応の経過

  • 急性期(1〜3ヶ月): 強いショック・否認・混乱
  • 中期(3ヶ月〜1年): 悲しみと怒りの繰り返し・現実認識
  • 長期(1年以降): 受容・新しい生活への適応

個人差は大きく、「いつまでに乗り越えるべき」というものはありません。ご自身のペースで構いません。

残された家族のためにできること

自死で大切な方を失った後、残されたご家族で支え合うことが大切です。

お互いを責めない

誰のせいでもありません。「あの時こうしていれば」という思考の連鎖は、共有しても解決しません。「自分たちにできることは限られていた」という事実を、ともに受け入れる時間を持ってください。

話を聞き合う

気持ちを言葉にすることは、グリーフケアの基本です。話したいときは話す、話したくないときは沈黙する——お互いのペースを尊重してください。

日常を保つ

食事を取る、眠る、最低限の家事をする——日常の小さなリズムが心の回復を支えます。一人で抱え込まず、外食やデリバリーも活用しましょう。

専門家を頼る

家族だけで抱え込まず、医師・カウンセラー・宗教者・支援団体など、外部の力を遠慮なく借りてください。

警察案件専門社の役割

自死案件における警察対応専門の葬儀社の役割は、実務だけではありません。

私たちができること

  • 警察対応・検視中のサポート
  • ご遺体の引取り・搬送・修復・保全
  • ご遺族の心情に配慮した対応
  • ご遺体の状態に応じた最適なお別れの形のご提案
  • 葬儀形式・周囲への伝え方のアドバイス
  • 賃貸住宅の特殊清掃手配
  • グリーフケア専門家のご紹介
  • 24時間365日対応・神奈川県内全域対応

経験豊富な葬儀社であれば、ご遺族の感情を察し、必要なときに必要な情報を提供する立ち回りができます。

一人で抱え込まないでください

自死による喪失は、人生の中でも最もつらい体験の一つです。しかし、一人で抱え込む必要はありません。

  • 専門の葬儀社へ
  • 自治体・民間の相談窓口へ
  • 信頼できる親族・友人へ
  • 医療・カウンセリングへ

少しずつ、ご自身のペースで、お話していただければと思います。

よくあるご質問

自死だと周囲に知られたくありません。配慮してもらえますか?

はい。ご家族・近親者だけの家族葬や密葬のご提案など、プライバシーに最大限配慮します。死因を周囲に伝える必要はありません。匿名でのご相談も承ります。

ご遺体の状態が心配です。お別れできますか?

専門の修復技術により、多くの場合、お元気だった頃に近いお姿でお別れいただけます。状態に応じて最善の方法をご提案し、難しい場合に無理を申し上げることはありません。

まだ気持ちの整理がつきません。相談だけでもいいですか?

もちろんです。ご相談だけ・匿名でも構いません。お気持ちが落ち着くまで、ゆっくりとお話を伺います。どうかおひとりで抱え込まないでください。

村岡葬研葬儀社のご案内

村岡葬研葬儀社は、横浜市鶴見区に拠点を置く警察案件専門の葬儀社として、通算400件以上の警察案件にご対応してまいりました。自死案件にも経験があり、ご遺族のお気持ちに寄り添う対応を心がけております。

  • 警察対応・検視・解剖立会い経験豊富
  • 専門のご遺体修復技術
  • 神奈川県内全域対応
  • 24時間365日体制
  • ご相談だけでも歓迎・匿名相談OK

警察から連絡が来た」「これからどうすればいい」「お顔を見られる状態にしたい」「周囲への伝え方が分からない」——どんなご相談でも構いません。フリーダイヤル 0120-001-326 までお電話ください。

ご家族とのお別れの時間が、できる限り穏やかなものになるよう、私たちが寄り添ってサポートいたします。


緊急時の相談窓口(24時間対応)– いのちの電話: 0570-783-556- よりそいホットライン: 0120-279-338- 厚生労働省「まもろうよこころ」: https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/