CASE STUDY

【実例】「司法解剖になりました」と言われた日|あの日、電話が鳴った・第七話

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村岡葬研葬儀社 代表 村岡 淳次

警察案件専門。警察が介入した死亡事案における、ご遺体のお迎え・搬送・安置・ご処置・ご葬儀まで対応しています。

司法解剖になると言われたら、まず何をすればいい?

警察から突然、

「司法解剖になります。」

と言われたご家族へ。

まず、知っておいていただきたいことがあります。

司法解剖になったからといって、事件による死亡と確定したわけではありません。

また、司法解剖が終わっても、すぐにご遺体が返還されるとは限りません。

返還時期は、解剖の予定や捜査上の事情、必要な確認によって異なります。

しかし、ご遺体の返還日時が決まるまで、葬儀社を探すのを待つ必要はありません。

警察から「葬儀社を決めてください」と言われた場合は、司法解剖の前でも、お迎えと安置の準備を始められます。

警察から「葬儀社を決めてください」と言われたら

司法解剖後のご遺体のお迎え・安置・葬儀をお任せください。

村岡葬研葬儀社では、警察署・解剖施設等からのお迎え、ご遺体のお預かり、安置・お着替え・必要なご処置、葬儀まで一括して対応しています。

返還日時が決まっていなくても、お電話ください。

警察署名と、警察から現在受けている説明だけで構いません。

お電話で状況を伺い、ご遺体の返還場所・お迎えの準備・安置先について、次に何を確認すればよいかご案内します。

ご相談だけでも承ります。

「司法解剖になりました」

電話が鳴った。

警察からだった。

父が亡くなったことについて、担当の警察官から説明を受けていた。

発見された時の状況。

これまで確認できたこと。

これから行われる手続き。

その説明の途中で、警察官が言った。

「司法解剖を行うことになりました。」

「……司法解剖、ですか。」

聞いたことはある。

ニュースで耳にしたこともある。

けれど、自分の父に、その言葉が向けられるとは思っていなかった。

「それは、事件だったということですか。」

警察官は、解剖の目的について説明を続けた。

まだ、すべてが明らかになったわけではないという。

「父は、何か事件に巻き込まれたんでしょうか。」

答えを急いでも、すぐに結論が出る話ではなかった。

司法解剖。

その四文字だけが、頭の中に残った。

「父の体を、解剖するんですか。」

その質問に対しても、警察官は手続きについて説明した。

「終わったら、父を連れて帰れますか。」

解剖後にも、必要な確認や手続きがあるという。

返還の日は、まだ決まっていなかった。

父を迎えに行く日が、分からなかった。

司法解剖とは?事件が確定したという意味ではありません

司法解剖は、犯罪との関係が疑われる死亡などについて、刑事手続きの中で死因や死亡状況を調べるために行われる解剖です。

一般に、裁判官の発付する令状に基づく手続きとして行われます。

司法解剖になったことだけで、犯罪による死亡と確定するわけではありません。

司法解剖と行政解剖は何が違う?

司法解剖は、犯罪捜査などの刑事手続きに関係する解剖です。

一方、行政解剖は、犯罪捜査とは別の制度に基づき、死因を明らかにするために行われます。

目的に共通する部分はありますが、法的根拠や手続きは異なります。

行政解剖については、司法解剖と行政解剖の違い|遺族の負担と費用を完全解説でもお伝えしています。

司法解剖は家族が拒否できるのか

司法解剖は、通常、刑事手続きに基づいて行われるため、ご家族の同意を必須とするものではありません。

ご家族が希望しないという理由だけで、中止できるとは限りません。

なぜ司法解剖が必要なのか、どのような手続きになるのか、不明な点がある場合は担当警察官に説明を求めてください。

司法解剖後、遺体はいつ返還されるのか

ご遺体の返還までの日数は一律ではありません。

解剖の予定や必要な確認、捜査上の事情によって異なります。

また、解剖が終わったことと、直ちに返還できることは必ずしも同じではありません。

警察へは、返還の見通しと、返還場所について確認してください。

返還日時が未定の場合は、次にいつ頃、誰から連絡があるのかも確認しておくとよいでしょう。

葬儀社への連絡は、返還日時が決まる前でも可能です。

実際のお迎えは、返還日時と引き渡し場所が確認できた後、その内容に合わせて手配します。

司法解剖の費用は誰が負担するのか

司法解剖そのものの費用は、原則として公費で負担されます。

ただし、解剖に関係する費用と、返還後の搬送・安置・葬儀にかかる費用は区別して考える必要があります。

犯罪被害者のご遺体については、搬送や修復に関する費用が公費負担の対象になる場合があります。

一方、葬儀社へ依頼する安置や葬儀などの費用が、すべて公費で負担されるわけではありません。

村岡葬研葬儀社へ依頼した場合の費用

ご遺体のお迎え、安置、お着替え・必要なご処置、葬儀については、ご希望の内容と必要な対応を確認したうえで費用をご案内します。

費用をご確認いただいてから、ご依頼を検討できます。

返還日時が未定の場合でも、分かっている範囲で費用の見通しをご案内します。追加の対応が必要になる場合は、その内容と費用を確認していただくことが大切です。

費用について確認したい方へ

警察署名と現在の状況をお伝えください。

ご遺体のお迎え・安置・葬儀について、必要な対応と費用を確認しながらご案内します。

司法解剖後のお迎えで、私が確認する6つのこと

警察案件のご相談をいただいた際、私が最初に確認するのは、

「警察が介入していますか」

ということです。

司法解剖になると説明されている場合は、さらに次の6点を整理します。

① 警察署と担当部署

どこの警察署が対応しているか。担当者について分かっていることはあるか。

② 司法解剖の予定

解剖はこれからなのか、すでに終わっているのか。

③ ご遺体の返還予定

返還日時は決まっているか。見通しについて説明を受けているか。

④ ご遺体の返還場所

警察署からの返還なのか、解剖施設など別の場所からの返還なのか。

施設名だけでなく、実際の引き渡し場所と時間まで確認することが、寝台車の手配では重要です。

返還予定が変更された場合は、新しい予定に合わせて搬送と安置の段取りを調整します。

⑤ ご遺体の状態と安置先

お迎え後、どこへ安置するか。

また、ご遺体の状態に応じて、お着替えや必要なご処置、保全の準備を考えます。

⑥ 死体検案書などの必要書類

死亡診断書または死体検案書について、発行・受け取りの案内があるか。

ご家族が、これらをすべて確認してから葬儀社へ電話する必要はありません。

「司法解剖になると言われました。」

その一言から、必要なことを整理できます。

司法解剖後のご遺体は、どのように安置・ご処置するのか

司法解剖後、ご家族から次のような相談を受けることがあります。

「解剖した後でも、葬儀はできますか。」

「着替えはできますか。」

「顔を見てお別れできますか。」

ご遺体の状態は一人ひとり異なります。

お迎え後は状態を確認し、必要に応じて清拭・お着替え・保全などの対応を検討します。

ご家族が希望されるお別れの形も伺います。

お顔を見てのお別れが可能かどうかは、ご遺体の状態によって異なります。

可能な範囲でご処置を検討しますが、状態によっては制約が生じる場合もあります。

司法解剖後だからといって、最初からお別れを諦める必要はありません。

一方で、できることと難しいことを正確にお伝えすることも、葬儀社の大切な役割です。

ご遺体は当社でお預かりします

村岡葬研葬儀社では、ご自宅での安置が難しい場合にも対応できるよう、当社でご遺体をお預かりすることを基本としています。

お迎え後の安置・お着替え・必要なご処置から葬儀まで、まとめてご依頼いただけます。

実際の警察案件の対応事例について

警察案件では、亡くなられた状況、警察での手続き、ご遺体の返還時期や状態によって、必要な対応が異なります。

村岡葬研葬儀社では、実際の対応内容を、ご遺族のプライバシーに配慮した形で紹介しています。

実際の対応事例を見る

※事例ページにはさまざまな警察案件が含まれます。司法解剖の事例に限定した紹介ではありません。

司法解剖についてよくある質問

Q. 司法解剖は家族が拒否できますか?

司法解剖は通常、刑事手続きに基づいて行われるため、ご家族の同意を必須とするものではありません。

ご家族が希望しないという理由だけで中止できるとは限りません。疑問がある場合は、担当警察官へ説明を求めてください。

Q. 司法解剖の費用は家族が払うのですか?

司法解剖そのものの費用は、原則として公費負担です。

ただし、搬送・安置・ご処置・葬儀などの費用については、公費負担の対象になる範囲を個別に確認する必要があります。

Q. 司法解剖後、遺体は何日で返還されますか?

一律の日数はありません。

解剖の予定や必要な確認、捜査上の事情によって異なります。返還の見通しは担当警察官へ確認してください。

Q. 司法解剖後でも、顔を見てお別れできますか?

ご遺体の状態によります。

お顔を見てのお別れが可能かを確認し、必要に応じてご処置を検討します。ただし、状態によっては制約が生じる場合があります。

Q. 司法解剖後の遺体は、自宅へ連れて帰る必要がありますか?

いいえ。ご自宅での安置が難しい場合は、葬儀社の安置施設などへ搬送する方法があります。

村岡葬研葬儀社では、ご遺体を当社でお預かりし、安置・お着替え・必要なご処置まで対応することを基本としています。

「まだ、帰ってこないの?」

家族から電話が来た。

「お父さん、いつ帰ってくるの?」

「まだ分からない。」

「解剖は終わったの?」

「それも、まだはっきりしない。」

私は、警察から説明されたことを伝えようとした。

けれど、自分でも整理できていなかった。

「葬儀は、どうするの?」

その質問にも、すぐには答えられなかった。

父がいつ帰ってくるのか分からない。

どこへ迎えに行けばいいのかも分からない。

それでも、葬儀の準備は必要になる。

待つことしかできないと思っていた。

けれど、返還を待つ間にも、準備できることはあった。

警察から説明された内容を整理すること。

お迎えを依頼する葬儀社を決めること。

安置先について相談すること。

父が帰ってくる日を待ちながら、少しずつ準備を進めることはできた。

村岡葬研葬儀社|司法解剖後のご遺体引き取り・安置・葬儀

警察から司法解剖になると説明された時、ご家族は突然、知らなかった言葉や手続きに向き合うことになります。

そのような時、すべてをご家族だけで整理する必要はありません。

村岡葬研葬儀社では、全国の警察案件に対応しています。お住まいの地域や、ご連絡を受けた警察署の場所にかかわらず、まずはご相談ください。

警察署・解剖施設等へのお迎え → ご遺体のお預かり → 安置・お着替え・必要なご処置 → ご葬儀

まで一括して対応します。

司法解剖後のご遺体のお迎え・安置・葬儀をお任せください。

返還日時が決まっていなくても、お電話いただけます。

警察署名と、警察から現在受けている説明だけで構いません。

「司法解剖になりました。遺体の引き取りをお願いしたいのですが。」

そのお電話から、ご遺体のお迎えに向けた準備を一つずつ整理します。

司法解剖後のお迎え・葬儀について詳しく見る

「あの日、警察から電話が鳴った。」警察案件実録シリーズ

第一話「葬儀社を決めてください」

警察から突然、葬儀社を決めるよう言われた時の流れをお伝えしています。

第二話「身元確認をお願いします」

「お父様で間違いありませんか。」「……はい。父です。」身元確認後の流れを実録形式でお伝えしています。

第三話「ご遺体を引き取りに来てください」

検案を待ち、警察署から故人様を寝台車でお迎えするまでをお伝えしています。

第四話「行政解剖になります」(準備中)

第五話「検視は終わりました」

警察から「検視は終わりました」と言われても、すぐには帰ってこない。ご遺体の返還を待つご家族の時間と、確認したいことをお伝えしています。

第六話「事件性はありません」

「事件性はありません」と言われても、すぐには引き取れないことがある。事件性の判断と死因の確認の違い、葬儀社へ連絡するタイミングをお伝えしています。

第七話「司法解剖になりました」(この記事)

第八話「死体検案書をお渡しします」

死体検案書の受け取りとご遺体の返還は別の手続き。死亡届・火葬許可までの流れをお伝えしています。

第九話「今日、ご遺体を返還できます」

返還の連絡を受けた直後に確認すること、葬儀社が決まっていない時の伝え方をお伝えしています。

最終話・第十話「警察署で母を迎えた朝」

ひとり暮らしの母が亡くなり、警察署へ迎えに行った朝。自宅に戻せない時の安置と、葬儀までの流れをお伝えしています。

関連ページ

警察対応の葬儀・ご遺体引き取りについて

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