PILLAR ARTICLE

検視の流れとかかる日数|ご遺体はいつ引き取れるのか

公開日: 2026年5月28日

警察介入があったとき、ご遺族が最も気にされるのが「ご遺体はいつ引き取れるのか」という点です。それは検視・検案にどれくらい時間がかかるかによって決まります。本記事では、検視の流れと所要日数の目安を、ご遺族の視点から分かりやすく解説します。

なお「検視」と「検案」は別の手続きです。検視=警察官による事件性の確認、検案=医師による死因の判定で、両者の違いは「検視と検案の違い」でくわしく説明しています。

検視の流れ

Step 1: 通報・現場確認

ご家族・発見者・救急隊などからの連絡で警察が現場に向かい、現場の状況を確認・保存します。事件性の有無を判断するうえで、現場の状態は重要な情報になります。

Step 2: 現場検証・事情聴取

現場の状況を記録し、ご家族から生前の様子・持病・最後に会った日時・直近の体調などを聞き取ります。ご遺族にとってつらい時間ですが、これらは手続きを進めるために必要な情報です。一度に答えきれない場合は、後日対応が可能なこともあります。

Step 3: 検視

検察官または警察官が、ご遺体の状況を確認します。あわせて医師が外表(着衣を脱がして全身)を検査し、死因の推定を進めます(検案)。事件性なしと判断されれば、ここで大きく前進します。

Step 4: 検案・必要に応じた解剖

外表の検査で死因が分からない場合は、さらに詳しい検案や、状況により解剖が行われることがあります。解剖には事件性が疑われる場合の司法解剖と、死因究明のための行政解剖・承諾解剖があります(「司法解剖と行政解剖の違い」参照)。

Step 5: 死体検案書の発行・引き取り許可

死因が確定し、医師が死体検案書を発行すると、葬儀社がご遺体を引き取れるようになります(「警察署からご遺体を引き取る方法」参照)。

かかる日数の目安

状況 遺体引き取りまでの目安
事件性なし・死因が明確 当日〜1日(最短数時間)
事件性なし・死因不明(追加検査) 1〜3日程度
解剖が必要な場合 2〜3日〜
事件性が疑われる場合 数日〜数週間(結果次第で1か月以上のことも)

あくまで目安であり、実際の見込みは警察・医師の判断によります。

日数に影響する主な要因

  • 死因が外見で判断できるか:明確なら早く、不明だと検査・解剖で延びます
  • 発見までの経過時間孤独死などで発見が遅れたケースは、確認に時間がかかることがあります
  • 解剖の要否:解剖が入ると返還まで日数が必要です
  • 休日・夜間:手続きのタイミングによって前後することがあります

検視中、ご遺族にできること

検視・検案が終わるまで、ご遺体に触れることはできません。その間に、以下を進めておくと引き取り後がスムーズです。

  • 葬儀社の選定・相談(検視完了の連絡を受けてすぐ動けるよう準備)
  • ご親族・職場への連絡(忌引きの段取り)
  • ご遺体の安置場所の検討(安置施設・斎場・ご自宅)
  • 必要書類(印鑑・身分証明書)の準備
  • 葬儀の希望(家族葬・直葬など)の整理

待つ時間がつらいときは

「いつ会えるか分からない」まま待つ時間は、ご遺族にとって精神的に厳しいものです。葬儀社が警察との連絡を間に入って行い、見通しを随時お伝えすることで、不安を少しでも和らげられます。気持ちの整理に専念していただけるよう、実務面は私たちがお引き受けします。

よくあるご質問

検視にはどれくらい時間がかかりますか?

事件性がなく死因が明確な場合は、当日〜1日でご遺体を引き取れることが多いです。死因が不明で追加検査が必要な場合は1〜3日、解剖が入ると2〜3日以上かかることもあります。事件性が疑われる場合はさらに長くなることがあります。具体的な見込みは警察・医師の判断によります。

検視と検案、検死は何が違うのですか?

「検視」は警察官による事件性の確認、「検案」は医師による死因の判定です。「検死」はこの2つをまとめた俗称で、正式な法律用語ではありません。くわしくは「検視と検案の違い」をご覧ください。

検視の間に葬儀の準備を進めてもいいですか?

はい。完了を待つ間に、葬儀社と打ち合わせや日程の調整を進めておけます。完了の連絡が入り次第すぐにお迎えできるよう準備しておくので、その後の流れがスムーズになります。

解剖になると、いつ葬儀ができますか?

解剖が入っても、解剖完了・ご遺体返還後すぐに葬儀を行えます。返還まではおおむね1〜2日が目安です。くわしくは「司法解剖されると葬儀はいつできる」をご覧ください。

検視・検案後の対応もお任せください

村岡葬研葬儀社は、横浜市鶴見区に拠点を置く警察案件専門の葬儀社として、通算400件以上の警察案件に対応してまいりました。検視・検案の段階でのご相談から、ご遺体の引き取り・搬送・安置・葬儀まで、横浜市を中心に神奈川県内全域で一貫してお手伝いします。

フリーダイヤル 0120-001-326 で24時間365日対応。ご相談だけ・匿名相談も歓迎です。

関連ページ