一人暮らしをされていた70代のお父様が、ご自宅で亡くなられているのを発見され、警察から「ご遺体を引き取りに来てください」とご連絡を受けた50代の男性からのご相談です。
夜22時過ぎ、突然の一本のお電話
夜22時過ぎ、50代の男性から当社へ一本のお電話が入りました。開口一番、「警察から遺体を引き取りに来てくださいと言われたんですが、何をすればいいんですか……」というご相談でした。
お話を伺うと、一人暮らしをされていた70代のお父様と数日間連絡が取れず、近隣住民の方から異臭の通報があり、警察が室内へ立ち入ったとのことでした。お父様は居間でお亡くなりになっており、発見時には死後2〜3週間程度が経過していたとご説明を受けたそうです。
その後、警察による現場検証、検視官による検視、医師(検案医)による検案が行われ、ご家族様のもとへ警察からお電話が入りました。「ご遺体の引渡しができます」「葬儀社を決めてください」「お迎えに来てもらってください」——ご家族様は、「自分で警察署へ迎えに行くのですか?」「何を持って行けばいいのですか?」「父の状態はどうなっているのですか?」と、大きな不安を抱えておられました。
当社の対応
当社ではその日のうちに警察署とご連絡を取り、ご遺体の引渡し時間を調整いたしました。翌日、警察署へお迎えに伺い、ご安置施設へご搬送しました。
発見までにお時間が経過していたため、ご遺体の状態は決してよい状況ではありませんでしたが、ご家族様がお別れできるよう保全処置を実施いたしました。その後、ご家族様とのお打ち合わせを行い、数日後に近親者のみでお見送りを行いました。
この事例のポイント:「引き取りに来てください」=ご家族が運ぶ、ではありません
警察案件を経験されたご家族様の多くが、「警察から引き取りに来てくださいと言われた」とお話しされます。しかし実際には、ご家族様ご自身が警察署へご遺体を迎えに行くわけではありません。通常は、葬儀社が警察署や大学病院へお迎えに伺います。
ご家族様は、突然の判断を迫られます
警察からお電話が来ると、葬儀社を決める・搬送先を決める・安置先を決めるという判断を、短時間で求められます。しかし多くの方は、警察案件を経験したことがありません。「何をすればよいのか分からない」という状態になるのは当然のことです。
発見までお時間が経過していても、対応できます
孤独死や変死の案件では、死後数日、数週間、数ヶ月が経過して発見されるケースもあります。当社では、ご遺体の状態に応じて必要な処置を行い、ご家族様がお別れできる環境づくりに努めています。
突然警察からご連絡が来た場合でも、慌てる必要はありません。まずは、今の状況をお聞かせください。